この記事では、「総括」と「綜合」の違いを分かりやすく説明していきます。
「総括」とは?
総括は、そうかつと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、纏めるやすべるといった意味を持っている総の漢字に、くくるとかくびるという意味の括の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ総括は、個別のものを1つに纏めるという意味を表すのです。
他にも、全体を纏めて締めくくるという意味の言葉として使われています。
「綜合」とは?
綜合は、そうごうと読むのが正しい読み方となっているのです。
漢字で記載されたこの言葉を目にすれば分かる事ですが、すべるやすべおさめる等の意味を有している綜の漢字に、あうとかあわせる、集まるといった意味を有する合の漢字を組み合わせる事で完成した言葉となっています。
以上の事から綜合は、別々のものを1つに合わせて纏めるという意味を示すのです。
要するに色々なものを1つに合わせ、纏めてしまう事を意味する言葉として用いられています。
「総括」と「綜合」の違い
「総括」と「綜合」の違いを、分かりやすく解説します。
総括と綜合の漢字表記を見れば、2つの漢字はどちら共に違っている事に気付けるものです。
所が最初の漢字に関してはどちらも同じ、そうという読みを持っており、どっちの言葉も1つに纏めるという意味を所有しています。
お陰で表現する意味に似ている部分はありますが、意味のニュアンスには違いがあるので、そこを把握すれば上手に使い分けが可能です。
ちなみに総括は、個別のものを1つに纏めたり、締めくくる事を表すのです。
もう一方の綜合は、個々別々のものを1つに合わせる形で纏めることを示します。
まとめ
2つの言葉は、最初の漢字の読みがどちらも同じそうであり、表現する意味自体も似ている部分があるのです。
ですが指し示す意味合いのニュアンスには相違点もあるので、そこを踏まえれば上手に使い分けが出来ます。
まず総括は、個々のものを1つの纏める事を意味する言葉として使われているのです。
対する綜合は、個々別々のものを合わせる事で1つに纏める事を意味します。