「波長」と「周期」の違いとは?分かりやすく解釈

「波長」と「周期」の違いとは?違い

この記事では、「波長」「周期」の違いを分かりやすく説明していきます。

「波長」とは?

「波長」とは形状や現象としての波の頂上から次の波の頂上までの長さです。

これは時間的な長さというわけではなく単純に距離を指しています。

海に波がたっている場合の「波長」はそのまま次の波が来るまでの時間に影響を与えますが、「波長」が同じであっても波そのものの速度次第で最初の波から次の波が来る時間は変わりますし、「波長」は時間そのものを指す言葉ではありません。

どのような波に使う場合であっても「波長」は距離だけを指す言葉です。


「周期」とは?

「周期」とは定期的に同じことが繰り返される事象で、特定の1回を取り出してからその次が起きるまでの時間を指します。

「波長」と関連する言葉としては波の頂上が訪れてから次の波の頂上が訪れるまでの時間です。

「波長」が短ければ「周期」も短くなりますが「周期」「波長」の影響を受けるとしても波の間にある長さは考慮しません。

単純に波と次の波がくるまでの時間だけを指す言葉が「周期」です。


「波長」と「周期」の違い

「波長」「周期」の違いを、分かりやすく解説します。

波の頂上から次の波の頂上までの長さが「波長」で、波の頂上から次の波の頂上がくるまでの時間が「周期」です。

「波長」は長さという三次元的な概念を指す言葉ですが、「周期」は時間という四次元的な概念を指す言葉と言えます。

小学校の算数で速さと時間と距離の勉強をしますが、その距離にあたるのが「波長」で時間に当たるのが「周期」です。

まとめ

「波長」「周期」に対して直接的に影響するので同じようなものと思ってしまいがちですが、小学生の算数まで基本に戻り速さと時間と距離の時間を「周期」距離を「波長」だと当てはめれば違いと関係がすぐに把握できます。

「波長」は長さという言葉が使われているから距離、「周期」は期間という言葉が使われているから時間と言葉に含まれる文字から考えれば、どちらがどちらかも混同しにくくなるでしょう。

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