この記事では、「開業費」と「創立費」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開業費」とは?
開業費は、かいぎょうひと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、新たな商売や事業を始めるという意味を持つ開業の文字に、物の購入や仕事のために使う金銭といった意味を有する費の文字を付け加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から開業費は、会社を設立した後、営業開始するまでに特別に支出した費用の事を示すのです。
「開業費」の言葉の使い方
開業費は、会社を設立してから営業を開始するまでの間に使用した費用という意味の言葉として用いられています。
例えば会社のホームページ作成費用や広告等の宣伝費、机や椅子等を買い揃える費用等に対して、この開業費という言葉が使用されるのです。
「創立費」とは?
創立費は、そうりつひと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、会社や組織を初めてつくる事といった意味の創立の漢字に、ひよう等の意味がある費の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ創立費は、株式会社等の設立のために必要となる費用といった意味を表します。
「創立費」の言葉の使い方
創立費は、会社を設立するのに要した費用という意味の言葉として使われているのです。
例えば、印鑑証明書の発行手数料や銀行口座開設のための手数料等、会社設立のために必要となる費用に対して、この創立費という言葉が使用されています。
「開業費」と「創立費」の違い
開業費と創立費の漢字表記を比べれば、開業と創立という漢字の違いがある事に気付けるものです。
所が最後は同じ費の文字で、共に会社をつくる際に必要な費用を表現します。
ただし開業費は、会社を設立して営業を開始するまでに使用する費用といった意味を示すのです。
一方の創立費は、新たに会社を設立するために必要となる費用という意味を表します。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字がある上に、どちらも新たな会社をつくる際に要する費用という意味を所有しているのです。
とはいえ創立費は、会社を設立するために必要となる費用という意味の言葉として使われています。
対する開業費は、会社設立後から営業を開始するまでの期間に、使用する費用といった意味の言葉として用いられているのです。