医者は「開業医」と「勤務医」の2つに大別されます。
この2つはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「開業医」と「勤務医」の違いを解説します。
「開業医」とは?
「開業医」とは、「個人で病院や診療所などの医療機関を経営し医療行為に従事している医師」を指す言葉です。
「開業医」の使い方
ビジネスで言うところの事業主にあたる独立した医師を指します。
拠点となる医療施設を自ら構えそこで医療行為を提供する一国一城の主です。
事業をおこし始めることを「開業」というところから「開業医」と呼ばれています。
一般的には地元の住民を対象にした地域密着型の医療機関を経営しますが、特定の分野に特化した専門医として開業する医師もいます。
「勤務医」とは?
「勤務医」とは、「医療機関に雇われて働く医師」を指す言葉です。
「勤務医」の使い方
大学病院やクリニックなど誰かが経営する医療機関に雇用され勤務する医師を指します。
自ら利医療機関を経営していない医師全般を表す言葉で、病院のトップにあたる院長であっても自らが経営しておらず雇われて働いていれば「勤務医」です。
全国の医師のうち約半数程度はどこか雇われて働いている「勤務医」です。
「開業医」と「勤務医」の違い
「開業医」と「勤務医」の違いは「医療機関を経営しているかどうか」です。
自ら医療機関を経営している医師が「開業医」、他の人が経営している医療機関に雇用されて働く意思が「勤務医」という働き方の違いで区別されます。
一般的に医師は高収入と思われがちですが高い収入を得ているのは医療機関を経営している「開業医」がほとんどで、「勤務医」は一部を除きそれほど高い収入を得ていません。
「開業医」の例文
・『開業医を目指している』
・『開業医になるには資金が必要だ』
「勤務医」の例文
・『勤務医の人手不足が深刻化している』
・『僻地を希望する勤務医は少ない』
まとめ
「開業医」と「勤務医」は経営者とサラリーマンのような関係で、経営しているかどうかで区別されます。
それぞれの正しい意味を理解し区別してください。