この記事では、「開院」と「開業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開院」とは?
開院は、かいいんと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、ひらくや始まるといった意味を持っている開の漢字に、びょういんとか公共性のある施設といった意味を有する院の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ開院は、院と名が付く施設や機関を新設する事や、病院等がその日の業務を始める事を表すのです。
「開院」の言葉の使い方
開院は主に、院と名が付く施設を新設する、という意味で使われる言葉となっています。
特に新たに病院を新設して始めるという意味で、この開院という言葉が使用されているのです。
「開業」とは?
開業は、かいぎょうと読むのが正しい読み方となっています。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、物事を始めるやあけ放つといった意味の開の文字に、仕事とか苦労して行う事柄等の意味がある業の文字を加える事で誕生した言葉です。
以上の事から開業は、新たな事業や商売を始める事を示します。
「開業」の言葉の使い方
開業は、新しい商売とか事業を始める、という意味の言葉として用いられているのです。
具体的には、開業するという使い方を見掛ける事が出来る言葉となっています。
「開院」と「開業」の違い
開院と開業の漢字表記を比べれば、即座に2文字目に、院と業という漢字の違いがある事に気付けるものです。
所が最初の漢字は共に開である上に、どちらも新たな何かを始めるという意味を表現します。
ただし開院は、病院や接骨院といった院が付く施設等を新設する事を表すのです。
一方の開業は、新たな商売や事業を始める事を示します。
まとめ
2つの言葉には共通の漢字がある上に、どちらも新しい何かを始めるという意味を所有しているのです。
ですが2文字目の漢字が違う事で、示す意味合いには相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに開院は、整骨院や病院等の様に院が付く施設を新たに始めるという意味で使われる言葉です。
対する開業は、事業や商売を新たに始めるという意味の言葉として用いられています。