この記事では、「クロニクル」と「サーガ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クロニクル」とは?
クロニクルは、chronicleとも表記可能な言葉です。
つまりクロニクルは、英語のchronicleを、日本語でカタカナ表記に変換した言葉となっています。
以上の事からクロニクルは、編年史や年代記といった意味を示すのです。
歴史上で起きた出来事や事件といった事柄を纏めて年代順に記した歴史書に対して、このクロニクルという言葉を用いて表現しています。
「サーガ」とは?
サーガは、サガやsagaとも表記される事がある言葉です。
英語のsagaをカタカナ表記にしたのが、このサーガの言葉となっています。
だからこそサーガは英語と同様に、大河小説や壮大な冒険物語、ファンタジー等という意味を表すのです。
元々はノルド語で書かれた英雄譚や神話をサーガと呼んでいたものの、そこから転じて、冒険物語や空想、幻想物語といった小説の創作ジャンルに対して、このサーガの言葉が使われる様になりました。
「クロニクル」と「サーガ」の違い
クロニクルとサーガの文字表記を並べて見比べを実行してみると、使われている文字も読み方も全然違う言葉同士であると直ぐに気付けるものです。
所がどちらも英語をカタカナ表記にした言葉であり、所有する意味には似ている部分もあるので混同する恐れはないとは言えません。
とはいえ表現する意味には違いがあり、クロニクルは年代記等の、史実に基づいた記録を年代順に示すのです。
もう一方のサーガは、英雄伝説や史実を年代記風の物語りにしたもので、必ずしも年代順ではなく、空想も含まれています。
まとめ
2つの言葉は使用している文字も読み方も全然違っていますが、歴史を扱う等似ている部分もあるのです。
ただし指し示す意味には相違点があり、クロニクルは、編年史や年代記といった意味で、年代順に記録した歴史書という意味で用いられています。
対するサーガは、史実や英雄伝説といったものを年代記風に纏めたもので、必ずしも年代順に記される訳ではなく、更に空想も含まれる事もある物語です。