「死人に口なし」と「人の口には戸は立てられぬ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「死人に口なし」と「人の口には戸は立てられぬ」の違いとは?違い

この記事では、「死人に口なし」「人の口に戸は立てられぬ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「死人に口なし」とは?

「死人に口なし」「しにんにくちなし」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は、「亡くなった人は自分で釈明できないことをいいことに、無実の罪を着せることのたとえ」という意味です。

2つ目は「亡くなった人を証人に立てようとしても不可能であることのたとえ」という意味です。


「死人に口なし」の言葉の使い方

「死人に口なし」は、ことわざとして使われます。

由来ははっきりしていませんが、亡くなった人は自分で話せないことから、それを利用して自分の罪を着せようとすることや、証言できないことを利用して悪事を隠蔽したりすることのたとえとして使われています。

悪いことをした人が、他人・故人どちらの場合にも使われます。


「人の口に戸は立てられぬ」とは?

「人の口に戸は立てられぬ」とは、「一度世間に広まってしまった噂は、どうにも止めようがないことのたとえ」という意味です。

たった一人の人に知られてしまうと、あっという間に広まってしまい、消し止めようがないことを表します。

「人の口に戸は立てられぬ」の言葉の使い方

「人の口に戸は立てられぬ」は、ことわざとして使われます。

由来ははっきりしませんが、人は元より他人の悪い噂が好きな傾向があり、人と会うとそのことについて話して盛り上がりたくなるものです。

人の口は開け閉めが可能ですが、戸を付けてふさぐことはできないことから、噂が人から人へあっという間に広まってしまうことのたとえとして使われています。

「死人に口なし」と「人の口に戸は立てられぬ」の違い

「死人に口なし」「亡くなった人は自分で釈明できないことをいいことに、無実の罪を着せることのたとえ」「亡くなった人を証人に立てようとしても不可能であることのたとえ」です。

「人の口に戸は立てられぬ」「一度世間に広まってしまった噂は、どうにも止めようがないことのたとえ」です。

まとめ

今回は「死人に口なし」「人の口に戸は立てられぬ」について紹介しました。

それぞれの 違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

違い
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