「民俗学」と「文化人類学」の違いとは?分かりやすく解釈

「民俗学」と「文化人類学」の違いとは?違い

この記事では、「民俗学」「文化人類学」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「民俗学」とは?

自国の人々の日常生活について情報を収集し、まとめて資料を再構成することを「民俗学」【みんぞくがく】といいます。

例えば、日本では各地に定住して米を育てる人達が集落を作りました。

そして、住む人々は独特な言語を話し、宗教、風習といった独自の世界を作り上げていきます。

このようなことを深堀して調べ上げ、資料にまとめるのです。

その地域によってまた違った民間伝承があったり、方言、お祭りといったものを取り上げて学ぶのも「民俗学」の面白さになります。

また、日本にとどまらず、海外の変わった文化を持つ人々や風習、衣装を学ぶ人もいるわけです。


「文化人類学」とは?

人間が営む生活様式の学問を「文化人類学」【ぶんかじんるいがく】といいます。

当時、どのような活動していたのか調べたり、生活に焦点を当てて観察や分析して分かりやすくまとめるのが目的です。

日本国内だけではなく、異文化の社会について目を向けて、自分なりに深堀していく人もいます。

また、各文化の国有のあり方や相対的に認識して、そこで暮らす人間が営む社会を中心に風俗を調べるのです。

さらに人類の文化を深堀するには多様性、共通性についても学んでいきます。


「民俗学」と「文化人類学」の違い

「民俗学」「文化人類学」の違いを、分かりやすく解説します。

海外の人々が営んできた生活模様や風習、言語、着るものといったところに目を向けて、自分なりにまとめることを「民俗学」といいます。

当時、どのように生活していたか資料や画像を見て調べ上げ、新たな発見していく面白さがある学問です。

この「民俗学」を学べば自国への愛国心が強くなる場合もあります。

もう一方の「文化人類学」は、異国に住む人々の文化圏の家族や住む家、食、着るものといった日常生活で必要な物に焦点を当てて、学ぶ学問を指す言葉です。

まとめ

似ている学問を指す言葉ですが、学ぶ方向性に少し違いがありますので、どのように違うか資料や施設などでさらに比較してみるのも面白い発見となるでしょう。

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