「風林火山」と「臨機応変」の違いとは?分かりやすく解釈

「風林火山」と「臨機応変」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「風林火山」「臨機応変」の違いを分かりやすく説明していきます。

「風林火山」とは?

「風林火山」「ふうりんかざん」と読みます。

意味は、「戦略として、時期や情勢などに応じて適切な行動を取ること」です。

戦いや競い合いに勝利する為に、最も理想的な戦い方の心構えを表しています。


「風林火山」の言葉の解説

「風林火山」「疾きこと風のごとし」「しずかなること林のごとし」「侵掠すること火のごとし」「動かざること山のごとし」という意味の四字熟語です。

戦国武将「武田信玄」の軍旗に掲げられていた言葉として有名ですが、由来は中国の思想家「孫子」が記した兵法にあります。

理想的な軍の進め方について説いた言葉で、ここから「戦略的に行動する際の心構えとして、時期や情勢などに適切に合わせること」という意味で使われる様になりました。


「臨機応変」とは?

「臨機応変」「りんきおうへん」と読みます。

意味は「時と場合に応じて、適切な手段を取ること」です。

ものごとを上手く運ぶ為に、決まった通りに行動するのではなく、その時とその場に合わせて素早く判断し、行動する様子を表します。

「臨機応変」の言葉の解説

「臨機応変」「その機会に臨んで応じ方を変えること」という意味の四字熟語です。

中国の歴史書「南史(なんし)」に記されている一節が語源です。

文中に「吾自ら機に臨みて変を制す」という一節があり、「私は状況に合わせて、もめごとをうまくおさえられる」という意味です。

ここから「時と場合に合わせて判断して、適切に行動すること」として使われる様になりました。

「風林火山」と「臨機応変」の違い

「風林火山」「戦略的に行動する際の心構えとして、時期や情勢などに適切に合わせること」です。

「臨機応変」「時と場合に合わせて判断して、適切に行動すること」です。

まとめ

今回は「風林火山」「臨機応変」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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