この記事では、「退団」と「退任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「退団(たいだん)」とは?
「退団」とは、「ある団体から抜けること」を意味する言葉です。
「退団」の類義語には「脱退(だったい)」や「離脱(りだつ)」、「退会(たいかい)」などがあります。
「退団」の対義語には「ある団体や組織の一員となること」を意味する「入団(にゅうだん)」があります。
「退団」の使い方
「退団」は名詞としてや、動詞として「退団する」使われています。
「退任(たいにん)」とは?
「退任」とは、「任務を辞めること」や「役目から退くこと」を意味する言葉です。
「退任」の類義語には「引退(いんたい)」や「退陣(たいじん)」、「退職(たいしょく)」や「辞任(じにん)」、「リタイア」などがあります。
「退任」の対義語には「ある任務や職務に就くこと」を意味する「就任(しゅうにん)」があります。
「退任」の使い方
「退任」は名詞としてや、動詞として「退任する」のように使われています。
「退団」と「退任」の違い
「退団」はある団体から抜けることという意味を表し、「退任」は任務を辞めることや役目から退くことを意味する言葉です。
2語の主たる意味は「退く」ということですが、団体から退くのか任務や役目から退くのかという点に違いがあります。
「退団」の例文
・『この選手は今期をもって所属している球団を退団することになった』
・『団体内部での派閥争いが原因で、複数のメンバーが退団することになった』
「退任」の例文
・『上場企業の代表取締役が退任を表明した』
・『任期途中であるが、大臣が退任する意向を発表した』
まとめ
「退団」は「ある団体から抜けること」を意味する言葉であり、「退任」は「任務を辞めること」や「役目から退くこと」を意味する言葉です。
2語は同じく「退く」という意味を表しますが、退くのが団体からなのか任務や役目からなのかとう点で違いがありました。