「シリアルキラー」と「サイコキラー」の違いとは?分かりやすく解釈

「シリアルキラー」と「サイコキラー」の違いとは?違い

「シリアルキラー」「サイコキラー」はどちらも恐ろしい殺人鬼を表す言葉ですが、どのような違いで区別しているのでしょうか。

今回は、「シリアルキラー」「サイコキラー」の違いを解説します。

「シリアルキラー」とは?

「シリアルキラー」とは、「次々と人を殺す連続殺人者」を指す言葉です。


「シリアルキラー」の使い方

人を殺す殺人犯の中には怨恨や痴情のもつれなどの理由で特定の人だけを殺すタイプと次から次に人を殺すタイプの2種類が存在します。

特定の人を殺しただけでは終わらず次々に人を殺して回るタイプの殺人犯を指す言葉が「シリアルキラー」です。

一般的には一定の期間を空けながら何度も殺人を繰り返す人を指す言葉で、大量生産される商品に通し番号としてシリアルナンバーが割り振られるように被害者に通し番号を割り振れるほど連続的に人を殺す犯人を指して「シリアルキラー」と表現します。


「サイコキラー」とは?

「サイコキラー」とは、「異常な心理に基づいて人を殺す殺人者」を指す言葉です。

「サイコキラー」の使い方

本人の中でのみ成立している一般人にはとても理解できないような欲求に基づいて人を殺す犯人を指します。

人を殺すことそのものに猟奇的興奮を覚えたり身勝手なルールに基づいて殺したりなど、常識からは外れているものの突発的ではなく冷静で合理的な思考に基づいて人を殺す殺人犯を指す言葉です。

「シリアルキラー」と「サイコキラー」の違い

連続して人を殺すのが「シリアルキラー」で、異常な心理を動機として人を殺すのが「サイコキラー」という違いで区別されます。

被害者の人数と繰り返し殺人を犯す連続性を強調した言い方が「シリアルキラー」なのに対し、常人とは異なる犯人の特徴的な心理を強調した言い方が「サイコキラー」です。

「シリアルキラー」の例文

・『シリアルキラーが逮捕された』
・『シリアルキラーという言葉はアメリカで作られた』

「サイコキラー」の例文

・『サイコキラーの心理は全く理解できない』
・『サイコキラーを主人公にしたスリラー映画』

まとめ

「シリアルキラー」「サイコキラー」では基準が異なります。

混同しやすい言葉なのでそれぞれの定義を理解して区別してください。

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