「ファンタジー」と「ファンタジア」は文字も読み方も良く似た言葉ですが、それぞれに意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「ファンタジー」と「ファンタジア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ファンタジー」とは?
「ファンタジー」は「空想」や「幻想的な作品」を表す英語の“fantasy”が語源となった言葉です。
日本でも同じ意味合いで使用されており、「幻想」や「空想」のほか、「幻想的・夢想的な物語」を指す言葉として普及しています。
「ファンタジア」とは?
「ファンタジア」はイタリア語の“fantasia”が元となった言葉で、音楽用語の「幻想曲」のことを指します。
「幻想曲」とは「形式に縛られない自由な楽想によって作られた曲」を意味し、様々な作曲家が「ファンタジア」を作っています。
また、1940年に公開されたディズニー映画「ファンタジア」のことを意味する場合もあります。
「ファンタジー」と「ファンタジア」の違い
「ファンタジー」と「ファンタジア」の違いを分かりやすく解説します。
「ファンタジー」は英語の“fantasy”が語源となったカタカナ語で、「幻想」や「空想」、「幻想的もしくは夢想的な物語」という意味があります。
「ファンタジー小説」「ファンタジー映画」などのように使用されています。
一方、「ファンタジア」はイタリア語の“fantasia”が由来となった言葉で、音楽用語の「幻想曲」のことを意味します。
「ファンタジア」は様々な音楽家が作曲しており、特に有名なのはショパンによる「幻想曲 ヘ短調 Op. 49」、バッハによる「幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542」などです。
また、「ファンタジア」はディズニー映画「ファンタジア」のことを指す場合もあります。
まとめ
「ファンタジー」と「ファンタジア」は混同しがちな言葉ですが、「ファンタジー」は幻想的な様子やそのような作品を示し、「ファンタジア」は音楽用語の「幻想曲」もしくはディズニー映画を指します。
ぜひ使い分けの参考にしてください。