「田中ビネー」と「鈴木ビネー」の違いとは?分かりやすく解釈

「田中ビネー」と「鈴木ビネー」の違いとは?違い

この記事では、「田中ビネー」「鈴木ビネー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「田中ビネー」とは?

子供の知能はどの程度か簡単に検査できるのが「田中ビネー」【たなかびねー】です。

正式な名称は「田中ビネー知能検査」で、編集したのは田中教材研究所になります。

この検査キットの適用範囲は2歳から大人まで使えて、子供の身体の変化と時代の流れに適した内容となっています。

成人の知能を4つの領域によって診断できたり、年小児から能力に遅れがある子供はどの程度発達しているか、現在の状態を把握できるのも魅力的なところです。

また、より見やすいよう図版は色つきになり、大型の用具になりました。

分冊化したマニュアルも見やすく、記録用紙はケースカンファレンスを採用しています。


「鈴木ビネー」とは?

正式名称を改訂版「鈴木ビネー知能検査」で、筆者は鈴木治太郎氏が書いたものが「鈴木ビネー」【すずきびねー】です。

適用年齢は2歳0か月から18歳11か月で、30分から50分ほどで子供の知能の働きを調べられます。

その子供の創始性と実効性について調べたり、正常な判断ができるといった能力についても判断できるのが魅力です。

そんな「鈴木ビネー」の特徴としては、子供の集中力を保ちつつ問題にしっかり取り組むその気持ちを大事にしながら、1時間以内という短い時間で知能を測定できます。


「田中ビネー」と「鈴木ビネー」の違い

「田中ビネー」「鈴木ビネー」の違いを、分かりやすく解説します。

時代の変化に合わせて作られた知能検査図版と、用具が揃った「田中ビネー」を編集したのは田中教材研究所で、対象年齢は18歳11か月になります。

現代の子供の得意とするところと、苦手な問題を調査して作られているのが特徴的です。

一式には、発達した子供の状態をカラーの図版で調べたり、木製のチップや積み木といったもので遊ぶなどして楽しめるキットも含まれているのが魅力です。

成人向けの問題には論理推理領域、結晶性領域、記憶領域、流動性領域といった4つの検査によって構成されています。

もう一方の「鈴木ビネー」は鈴木治太郎氏が考えたもので、対象年齢が成人になっても使えて50分程度で知能測定が可能です。

また、正常な判断ができるか調べられて、知能の検査もできます。

まとめ

同じビネーと付きますが、編集者と筆者が違うのと、対象年齢や内容なども異なりますので、公式HPで違う点を見比べてみるといいでしょう。

違い
違い比較辞典