「御影石」と「大理石」の違いとは?分かりやすく解釈

「御影石」と「大理石」の違いとは?違い

この記事では、「御影石」「大理石」の違いを分かりやすく説明していきます。

「御影石」とは?

御影石は、みかげいしと読むのが正解な言葉です。

兵庫県神戸市東灘区にある御影地区で採掘されて全国に送られていた石という意味で、この言葉が誕生したと言われています。

そんな御影石は、神戸市の御影地区から産出される花崗岩の石材名や、花崗岩の石材名の通称を表すのです。

そのため花崗岩とも呼ばれており、火成岩の1種として雲母や石英といった複数の鉱石が混じって生まれた石や石材に対して使われる言葉となっています。


「大理石」とは?

大理石は、だいりせきと読むのが一般的な言葉です。

現在の中国でかつて存在していた、大理国という国で産出する石材という意味でこの大理石という呼び名が誕生しました。

そして大理石は、石灰岩が変成作用を受ける事により生じた粗粒の方解石からなる岩石を示すのです。

古くから床や壁といった建築や彫刻の材料として利用されている、石材を意味する言葉として用いられています。


「御影石」と「大理石」の違い

御影石と大理石の漢字表記を見比べてみると、御影と大理という漢字の違いがある事に即座に気付けるものです。

所が最後の石の漢字は共通しており、どちらも建築用の石材として使用されるものを表現するという共通点も存在しています。

とはいえ御影石は、主に墓石等に駆使される花崗岩の石材の総称として使われており、火成岩の1種です。

一方の大理石は、石灰岩の1種として古代から壁や床等の建築用や、彫刻を作るための石材として用いられています。

まとめ

2つの言葉は共通する漢字が表す様に、どちらも石材を指し示す言葉同士です。

ただし御影石は火成岩の1種で、神戸市の御影地区から産出される花崗岩の石材名や、花崗岩の石材の総称という意味で使われる言葉となっています。

対する大理石は、石灰岩の変成作用を受ける事で生じた方解石からなる岩石を示す言葉として使用されているのです。

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