この記事では、「呆れる」と「驚く」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「呆れる」とは?
馬鹿と思う行動してみせる人に対して持つ感情を「呆れる」【あきれる】といいます。
何度注意しても盗みを繰り返す人の行動や、泣いてばかりいて本心を話さないといった人に対し、もうあきらめる気持ちになってしまうのです。
このように、思ってもみないほど理解に苦しむ行為したり、失望する発言を繰り返す者に同情できず、とうとう心が離れてしまう状態を指します。
「驚く」とは?
事前に意識していない急な出来事に気づく人の様を「驚く」【おどろく】といいます。
予想していなかっただけに、いきなり起きては対応に困るほど心に強く衝撃が圧し掛かるため落ち着かなくなるのです。
使い方としては、「弟が感電して驚く」といったように通常では考えられない出来事が起きて酷く動揺した人が心底穏やかではいられない状態になります。
主に、瞬間的に感じる感情を指し、びくっと肩をすくめては怯える様を指すわけです。
「呆れる」と「驚く」の違い
「呆れる」と「驚く」の違いを、分かりやすく解説します。
馬鹿げた行動したり、何度も同じ動きしては失敗を繰り返す人に同情もできず、もう関わりたくないと感じることを「呆れる」といいます。
「君の考え方に呆れる」といえば、受け入れられないと見放す気持ちを伝えるのです。
もう一方の「驚く」は、意外な出来事に出くわした人が心に強い衝撃を受けてはひどく動揺して取り乱す感極まる感情を表します。
「呆れる」の例文
・『無料で飲めるからと何杯も果汁を飲んで吐く弟に呆れる』
・『1日200円以下の食事で済ませる叔母は呆れるほどの倹約家だ』
「驚く」の例文
・『学校から帰って来た弟の全身が泥だらけで驚く』
・『会長の非常識な行動に社員は腰を抜かすほど驚いた』
まとめ
意外な出来事に動揺する人が見せる感情について表す言葉を2つご紹介しました。
どういった状態を指すか、人の様子に目を向けてみるのもいい比較方法になるでしょう。