この記事では、「設営」と「造営」の違いを分かりやすく説明していきます。
「設営」とは?
施設や建物や会場などを前もって設備し、準備することを意味する言葉です。
設営は、事前に計画に従って物事を実施するという意味の「営」の漢字が使用されています。
「造営」とは?
大規模な建築物を建てることや、その建てられた大規模な建築物を意味する言葉です。
造営は、大きく作るという意味の「造」の漢字が使用されています。
「設営」と「造営」の違い
「設営」と「造営」の違いを、分かりやすく解説します。
「設営」と「造営」の違いは、建てる対象や目的や規模にあると言えるでしょう。
設営は、一時的なものや小規模なものや目的が明確なものに対して使われることが多いと考えられます。
その一方で、造営は、永続的なものや大規模なものや目的が抽象的なものに対して使われることが多いと言えるでしょう。
また、設営は、主に自分たちで行うことが可能なものに使われるのに対して、造営は、専門的な技術や資材が必要なものに対して使われることがあります。
「設営」の例文
・『キャンプ場で、テントの設営を皆ですることにした』
・『会議室の設営を実施することによって、プレゼンの準備を実施する』
「造営」の例文
・『津波の影響によって流された学校を造営するために、寄付金を募ることにした』
・『高速道路の造営には、多くの時間と費用がかかってしまう』
まとめ
「設営」と「造営」は、似たような意味を持つ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「設営」とは、施設や建物、会場などを前もって設備し、準備することを指します。
主に料理屋やイベント会場などを開く際に使用される言葉です。
その一方で、「造営」とは、建物や施設などを新しく建てることを指します。
主に建築や土木などの分野で使用される言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
