この記事では、「仕入れ」と「買い物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕入れ」とは?
販売目的で商品や原材料を購入することです。
仕入れで物品を購入した場合、会計帳簿では「仕入」「商品」などという勘定科目を用いて計上を実施します。
仕入れの計上基準は、商品が出荷された日、入荷した日、検収が完了した日、支払いが完了した日など、会社の実情に応じて決めます。
仕入れの仕訳方法には、三分法、分記法、五分法、総記法などがあります。
このように、仕入れは、商品の売買に関わる本来の営業活動の一部であると言えるでしょう。
「買い物」とは?
必要なものや欲しいものを買うことです。
買い物は、個人や家庭の生活に関する消費活動であり、販売目的ではありません。
買い物で物品を購入した場合、会計帳簿では「現金」「預金」「未払金」などという勘定科目を用いて計上を実施します。
買い物の計上基準は、支払いが完了した日とするのが一般的です。
このように、買い物は、商品の売買に関わらない非営業活動であると言えるでしょう。
「仕入れ」と「買い物」の違い
「仕入れ」と「買い物」の違いを、分かりやすく解説します。
「仕入れ」とは、販売目的で商品や原材料を購入することを指します。
その一方で、「買い物」とは、自分や家族の消費や生活のために商品やサービスを購入することを指します。
「仕入れ」の例文
・『海外から商品を仕入れて日本で販売することが、弊社の主な業務です』
・『居酒屋を経営する彼は、顔なじみの八百屋と魚やに行って仕入れする』
「買い物」の例文
・『彼女は彼氏と買い物に出かけることが好きらしい』
・『子供を保育園に連れて行き、帰りにスーパーで買い物した』
まとめ
「仕入れ」と「買い物」は似ている言葉ですが、使い方に違いがあります。
「仕入れ」は、商品や原料を販売や製造のために買い入れることを言います。
その一方で、「買い物」は、自分や家族のために食品や日用品などを買うことを言います。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。