「ひじき」と「おかひじき」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「ひじき」と「おかひじき」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ひじき」とは?
「ひじき」は、褐藻類ヒバマタ目の海藻です。
北海道の南部から九州までと日本各地で生息する「ひじき」。
沿岸の潮間帯下部の岩上に生育しています。
形は円柱形で長さは20センチから1メートルほど。
そこから、長さ3センチからセンチほどの小枝を多く出しています。
岩上で生息している時の色は黄色から黄褐色ですが、その後、乾燥させると色は黒褐色に変化します。
食用には若い芽がおすすめで、若い芽を採取し、その後、鉄窯で煮て天日乾燥されたものが「干しひじき」として市販されています。
鉄分が豊富な食材で、煮物はもちろん、炊き込みご飯や豆腐ハンバーグなどにも加えて頂くことができる食材です。
「おかひじき」とは?
「おかひじき」は、アカザ科の一年草です。
日本各地の海岸の砂地に生えている一年草で、茎の長さは約30センチにも及びます。
多数の枝を出し広がるように生息する「おかひじき」。
肉質な葉が特徴的で丸い円柱状の形になります。
カルシウムなどが豊富ですが、全国的に食されているというよりも地域が限定され食されている食材で、特に東北地方などでは古くから食用として「おかひじき」を食べる風習がありました。
食べ方としては、さっと湯通しした後、サラダやお浸し。
また、炒め物などが定番です。
「ひじき」と「おかひじき」の違い
同じ「ひじき」と付く食物ですが、全く異なったものを指す「ひじき」と「おかひじき」。
「ひじき」は褐藻類ヒバマタ目の海藻。
「おかひじき」はアカザ科の一年草と品種が全く異なります。
また、「ひじき」は全国的に食されている食材に対し「おかひじき」は限られた地域で食されている食材といった違いもあります。
まとめ
以上のことから、「ひじき」と「おかひじき」は全く別物だということがわかります。