「巷」と「世間」の違いとは?分かりやすく解釈

「巷」と「世間」の違いとは?違い

多くの人が生活している場所や世の中を表す言葉には「巷(ちまた)」「世間(せけん)」があります。

この記事では、「巷」「世間」の違いを分かりやすく説明していきます。

「巷」とは?

「巷」には色々な意味があります。

「巷」は元々道の股という言葉から作られたものであり、道が分岐する場所や分かれ道を示す言葉でした。

「巷」はこれ以外にも多くの人が生活している場所や世の中、街中を表す意味があります。

「巷」は色々な人が集まることから物事が盛んに行われている場所を示す意味としても使います。


「世間」とは?

「世間」とは色々な人が集まる場所や生活している社会を表す時に使う言葉です。

「世間」は世の中や自分が生活している場所を示すものであり、この中での活動や行動に対して使うことも可能です。

「世間」は元々仏教として使われていましたが、一般的な会話では世の中や社会を表す時に使います。

「世間」を使った言葉としては「世間体(せけんてい)」があり、こちらは「世間」に対する見栄えや体裁を表す時に使います。


「巷」と「世間」の違い

「巷」「世間」はどちらも多くの人が生活している場所や世の中を表す言葉です。

「巷」は分岐路という意味がありますが、「世間」にはこのような意味はありません。

この2つの言葉は世の中という意味以外にも、その中で行動することや生活することを表す時にも使うことが可能です。

「巷」の例文

・『巷の噂によると、あの有名人が近所に引っ越してきたらしい』
・『巷の喧騒は騒がしいものであり、ここ最近は暴走族の音がうるさくなってきました』

「世間」の例文

・『世間一般の常識クイズに挑戦してみましたが、平均点よりも少し低くでがっかりしました』
・『世間体を気にして結婚を控えていたが、今年は思い切って結婚しようと思っています』

まとめ

「巷」「世間」は多くの人が生活している場所や世の中、それらの中における行動を表す時に使います。

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