箱根の峠の十九折りといえば、昔から走り屋たちの聖地として、週末になると東京や近隣の県から腕に覚えがある人の改造者たちが「集結」しています。
それでは、この「集結」とはどういう意味でしょうか。
また、「結集」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「集結」と「結集」の違いを分かりやすく説明していきます。
「集結」とは?
「集結」とは、「しゅうけつ」と読み、文字通り「色々なところから集まってくる」という意味で使われる言葉です。
もともと「結」という文字には「結ぶ」つまり「一つになる」という意味があるので、「集結」にも、「集まって一つになる」というニュアンスが含まれます。
「結集」とは?
「結集」とは、「けっしゅう」と読み、文字通り「何かの目的のために集まってくる」という意味で使われる言葉です。
前述のように「結」には「一つになる」という意味があるので、「結集」にも「一つになるために集まる」というニュアンスが含まれます。
「集結」と「結集」の違い
「集結」と「結集」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、漢字も同じで、「集まってくる」という意味を持つという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、すでに述べたように「集まって一つになる」のが「集結」であり、「一つになるために集まる」のが「結集」ということになります。
つまり、文字の順番の違いが、目的が後か先かという違いになっているということです。
「集結」の例文
・『箱根の峠に集結した走り屋たちが自分たちの腕を見せるのが週末の光景です』
・『多くの軍勢が秀吉の元に集結しました』
「結集」の例文
・『この問題を解決するために世界の頭脳が結集されました』
・『多くの人たちの思いが結集して病気を治しました』
まとめ
この記事では、「集結」と「結集」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。