この記事では、「論調」と「口調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「論調(ろんちょう)」とは?
「論調」とは、「議論の調子」や「議論の立て方」、「議論の傾向」を意味する言葉です。
「論調」の類義語には「語調(ごちょう)」や「語気(ごき)」、「語り口」、そして、後述する「口調(くちょう)」などがあります。
「論調」の使い方
「論調」は名詞として使われています。
「口調(くちょう)」とは?
「口調」には以下の意味が含まれています。
・「言葉を口に発したときの調子」
・「ものの言い方の様子」や「言葉の使い方や声の出し方などに表れた特徴」
「口調」の類義語には先述した「論調」をはじめ、「語調」や「語気」、「呂律(ろれつ)」や「歯切(はぎ)れ」などがあります。
「口調」の使い方
「口調」は名詞として使われています。
「論調」と「口調」の違い
「論調」は「議論の調子」などの意味を表し、「口調」は「話したときの調子や特徴」などの意味を表します。
2語は似通った意味を表す言葉であることから、類義語の関係に当たると言えます。
「論調」の例文
・『専門家の発言に対し、コメンテーターは鋭い論調で反論した』
・『彼のコラムは軽快かつ、ユーモアのある論調で読者に人気がある』
・『彼女の論調には独特のクセがある』
「口調」の例文
・『彼の穏やかな口調はまるでナレーターのようだ』
・『彼女は口調が良く、話も上手いので友達がたくさんいる』
・『久しぶりに会った親戚に対し、かしこまった口調で挨拶をした』
まとめ
・「論調」とは、「議論の調子」や「議論の立て方」、「議論の傾向」を意味する言葉です。
・「口調」は「言葉を口に発したときの調子」、「ものの言い方の様子」や「言葉の使い方や声の出し方などに表れた特徴」という意味を含める言葉です。
・「論調」と「口調」は近しい意味を含める言葉であることから、類義語の関係に当たると言えます。