「決別」と「辞別」の違いとは?分かりやすく解釈

「決別」と「辞別」の違いとは?違い

この記事では、「決別」【けつべつ】と「辞別」【じべつ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「決別」とは?意味

きっぱり特定の人と別れることを「決別」【けつべつ】といいます。

二度と会わないようきっぱりと別れを告げて、別々の道へ突き進むことを意味する言葉です。

永遠の別れともいう「決別」を使う場面は友人と対立してうまく和解できなかったときや、理不尽なことばかり言ってくる親や兄弟など、主に近い関係の者と一緒に行動しないと決めたとき別れます。


「辞別」とは?意味

きっぱり別れることを相手に伝えてから決別することを「辞別」【じべつ】といいます。

はっきりもう二度と会わない気持ちを文章や言葉にして相手に伝えて、二度と電話したり、会って食事することもないと伝えて「さようなら」と別れの言葉を述べるのです。

このような使い方する場面としては、取引先相手とうまく仕事ができないときや、夫婦でいられないと思ったとき離婚するという気持ちを伝えます。


「決別」と「辞別」の違い

「決別」「辞別」の違いを、分かりやすく解説します。

この人といると苛立ってしまうので、二度と会いたくないと思うとき「決別」するわけです。

自分からきっぱり仲間と永久に別れることを強く決意するという意味があります。

もう一方の「辞別」はビジネスシーンでやり取りする相手と意見が合わないときや、夫婦間で問題が起きて離婚するといったとき二度と会わないことを表すわけです。

「決別」の例文

・『10年来の親友に彼氏をとられたことで永遠に決別した』
・『結婚相手が気に入らない父親と決別して、新たな道を歩く』

「辞別」の例文

・『一方的な交渉する取引先相手とは辞別して、取引を辞めた』
・『築き上げた知人との関係を辞別して、一切関わらない』

まとめ

どちらも相手との付き合いを一切やめて、二度と会わないようにすることを表す言葉ですが、「決別」は友人や家族など親しい間柄の者と今後一切関係しないとき使い、「辞別」は取引先相手と仕事しないとき使うと覚えておくといいでしょう。

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