「言霊」と「呪言」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「言霊」と「呪言」の違いとは?違い

この記事では、「言霊」「呪言」の違いを分かりやすく説明していきます。

「言霊」とは?

古代日本で信じられていた言葉の霊力のことで、言葉を発することで現実に影響を及ぼすと考えられていました。

言霊は、神や貴人が発する祝詞や和歌などに特に強く宿るとされ、神道や日本文化に深く関わっています。

言霊は、良い言葉を発すれば幸運を引き寄せる、悪い言葉を発すれば不運を招くというように、言葉の持つ力を重視する考え方です。


「呪言」とは?

呪術師が使う言葉の術式のことで、呪力を言葉に乗せて相手に放つ技です。

呪言は、言霊と同じく言葉に宿る力を利用するものですが、呪言は主に攻撃的な目的で使われることが多く、相手に様々な効果を与えられます。

呪言は、呪術師の語彙や呪力の量によって威力や負担が変わり、呪言師の末裔である狗巻棘などが使うことが可能です。


「言霊」と「呪言」の違い

「言霊」「呪言」の違いを、分かりやすく解説します。

「言霊」「呪言」は、日本の古代から信じられている言葉に宿る霊力のことです。

「言霊」は、言葉を発することで実現すると信じられた力で、神や貴人が発する詞が聖詞や祝詞として重視されました。

その一方で、「呪言」は、言葉を使って神や悪霊に祈りや願いを伝える力で、呪術や祈祷に用いられました。

「言霊」の例文

・『どうでもいい事だが、言霊というのは本当にあるのかも知れない』
・『そこに宿る言霊は、遭遇した直後とは比較にならないほど重厚だった』

「呪言」の例文

・『この呪言は、古代の神々が残したもので、誰にも真似できない』
・『彼女は呪言を使いこなすことが可能で、病気を治す力を持っている』

まとめ

言霊は、言葉に宿る不思議な力を信じる古代日本の思想や文化を表す言葉で、神道や和歌などに関係しています。

その一方で、呪言は、呪力を言葉に乗せて相手に放つ呪術師の術式で、攻撃的な目的で使われることが多い言葉です。

それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。

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