この記事では、「小春日和」【こはるびより】と「秋晴れ」【あきばれ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「小春日和」とは?
暖かな日差しを全身で感じられる冬になる手前の時期を「小春日和」【こはるびより】といいます。
秋の終わりを感じさせる時期でもあり、強い日差しが照りつけるのではなく、やんわりとした暖かい太陽の光を感じ、心が躍るような気持ちになる晴れた日を指す言葉です。
とてもよく晴れていて、青く澄み切った青空が広がり、鳥が高らかに鳴きながら飛ぶその様子も「小春日和」な光景となります。
「秋晴れ」とは?
夏が終わり、あたりが涼しくなった秋に入り、青空が澄み渡って明るい日差しが地面を照らすという日を「秋晴れ」【あきばれ】といいます。
冬の一歩手前でまだ厚手の上着が要らない時期でもあり、日中は日向ぼっこができる暖かな陽気を指すわけです。
ニット1枚でも外を歩いて元気よく散歩したり、色鮮やかな紅葉を楽しみに登山へ行く人もいます。
「小春日和」と「秋晴れ」の違い
「小春日和」と「秋晴れ」の違いを、分かりやすく解説します。
10月から11月頃に見られるよく澄み切った青空の下は、広範囲に明るく太陽の日差しが降り注ぎ、ニット1枚で散歩ができるほど暖かい日差しを感じられる暖かな日を「小春日和」といいます。
太陽暦では11月からこのような日を指しますが、まるでその暖かさは春のように感じるという意味が込められている言葉です。
もう一方の「秋晴れ」は10から11月頃の時期によく見られるすっきりと晴れた日を指します。
紅葉も日光で色鮮やかに美しい色に見えて、より癒される日を指すわけです。
「小春日和」の例文
・『朝から気持ちがいい小春日和だったので、家族で露天風呂に入った』
・『胸が躍るほど美しい小春日和が続き、前向きに仕事ができた』
「秋晴れ」の例文
・『秋晴れの日はいつもより富士山が近くに感じられる』
・『都会にも、秋晴れを全身で感じる場所がいくつかある』
まとめ
どちらも秋を指す言葉ですが、少し意味に違いがあますので、どのような光景を指すか体感して、自分なりに見比べてみるといいでしょう。