「テレコ」と「入れ違い」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「テレコ」と「入れ違い」の違いとは?違い

「テレコ」「入れ違い」はどのような意味で何が違うのでしょうか。

この記事では、「テレコ」「入れ違い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「テレコ」とは?

「テレコ」とは、「順番を入れ替えることこと」を意味する言葉です。

元々は歌舞伎で使われていた言葉で、2つの筋書きを1つの話としてまとめて上演する時に一幕ずつ交互に上演することを指します。

現在は一幕ずつ交互に演じることから転じて「2つあるものの位置や順番を入れ替えること」という意味で使われています。

関西地方で使われている方言で他地域ではあまり使われていません。

出版業界では「南北東西」「東西南北」に変更するような「前後の語順を入れ替える」という修正指示を表す言葉として用いられています。


「入れ違い」とは?

「入れ違い」とは、「あるものと別のものが間違えて入れ替わっていること」もしくは「一方が出たすぐ後にもう一方が入ってきて会えないこと」を意味する言葉です。

Aの箱にBを入れBの箱にAを入れるような2つのものを間違えて入れ替えることを表す意味のほか、出発したすぐ後に到着して同じ場所にいない様子を表す意味でも使います。


「テレコ」と「入れ違い」の違い

「テレコ」「入れ違い」の違いを、分かりやすく解説します。

「テレコ」「入れ違い」はほぼ同じ意味ですが「テレコ」が関西方言なのに対し「入れ違い」は共通語という違いがあります。

「テレコ」は正誤を問わず順番を逆にするという意味で使いますが「入れ違い」は正しくない入れ替わりという間違いのニュアンスを含む表現なので正しいものの順番を変える時には使いません。

「テレコ」の例文

・『打順をテレコにして入れ替える』
・『シャツの裏表がテレコになっている』

「入れ違い」の例文

・『友人に会いに来たが入れ違いで会えなかった』
・『箱と中身が入れ違いになっている』

まとめ

「テレコ」「入れ違い」はよく似た表現ですが全く違う意味で使う場合もあります。

言葉が持つニュアンスを正しく理解して使い分けてください。

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