この記事では、「ミキサー食」と「ペースト食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミキサー食」とは?
ミキサーにかけて食べやすいようにした食べもののことです。
噛む力が弱い方、嚥下機能が低下している方でも食べやすいようにしています。
口の中でバラバラにならず、スプーンですくって食べやすいように配慮されています。
口の中でバラバラにならないようにしているのは、バラバラになると飲みこみにくいからです。
スプーンですくえるほどの水分量なので、ジュースのようなサラサラしたものではありません。
基本的には、調理した食材と水をミキサーに入れて、ミキサーにかけてとろとろにします。
肉、野菜、果物、ごはん、パンなど、さまざまな食材をこの状態にすることができます。
「ペースト食」とは?
ペースト状にして食べやすいようにした食べもののことです。
「ペースト」は、肉や野菜などをすりつぶして滑らかな状態にしたものをいいます。
食材が細かくされているので、食べる力が弱い方でも食べやすくなっています。
ミキサーにかけたり、すり鉢ですりつぶしたりして、ペースト状にします。
食材を裏ごしすると、さらに滑らかになります。
ご飯やパンはペースト状にすると硬くなり、飲みこみにくくなってしまうことがあります。
細かくする前に十分に水分を吸わせることが、硬くならないようにするためのコツです。
「ミキサー食」と「ペースト食」の違い
「ミキサー食」と「ペースト食」の違いを、分かりやすく解説します。
前者はミキサーにかけて作ったものをいいますが、後者はすり鉢ですりつぶしたものも指します。
後者は裏ごしすることもあります。
出来上がったものは、どちらも滑らかで食べやすくなっています。
同じものを指して、この2つの言葉が使われることもあります。
まとめ
一方はミキサーで作っており、もう一方はミキサーだけでなく、すり鉢で作ったものもいいます。