この記事では、「善処する」と「頑張る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「善処する」とは?
善処するは、ぜんしょすると読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、上手く処置するや適切に処置するといった意味を持っている善処の漢字に、行うといった意味を有する、するの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に善処するは、適切な処置を行うという意味を表すのです。
つまりは対策するとか対応するといういった意味を、より丁寧に表現したのがこの善処するの言葉となっています。
「頑張る」とは?
頑張るは、がんばると読むべき言葉です。
そんな頑張るの語源は諸説ありますが、その1つは、我を張るという語が転じて、この頑張るになったと言われています。
以上の事から頑張るは、困難に屈する事なく我慢してやり抜くという意味を示すのです。
或いは、自分の意志や考えを何処までも貫き通そうとする様、といった意味の言葉としても用いられていたりします。
「善処する」と「頑張る」の違い
善処すると頑張るの文字表記を比較してみると、善処すと頑張という文字の違いがある事に直ぐに気付けるものです。
要するに、最後のる以外、共通している文字はなく、読み方も似てはいません。
更に表現する意味にも明らかな違いがあるので、それぞれの言葉の意味をきちんと把握しておけば、使い分けで間違う事はないです。
ちなみに善処するは、適切に処置するや対処するといった意味を表します。
もう一方の頑張るは、困難にめげる事なく続ける事や、自分の意志を貫くといった意味を示すのです。
まとめ
2つの言葉には共通する文字も少なく、読み方も似てはいません。
しかも指し示す意味合いも違うので、それぞれの意味を把握すれば上手に使い分け可能です。
まず善処するは、上手く対処を行うとか適切な処置を行うといった意味の言葉として使われています。
対する頑張るは、困難に負けずにやり抜く事とか、考えや意志を貫き通すといった意味に用いられているのです。
