「劣等感」と「コンプレックス」の違いとは?分かりやすく解釈

「劣等感」と「コンプレックス」の違いとは?違い

この記事では、「劣等感」「コンプレックス」の違いについて紹介します。

劣等感とは?

劣等感とは、自分が他人よりも劣っているという感じる気持ちのことをいいます。

劣等感は、心理学の用語の1つとして用いられています。

自分の欠点や弱点が気になり他人よりも価値が低いと感じるのが劣等感ですが、主観的なものなので実際に劣っているかどうかは問題ではありません。

客観的には非常に優れていると思われている人でも、劣等感を感じていることはあります。

また、劣等感というネガティブなイメージがありますが、心理学者のアドラーは劣等感があるから人はそれを補おうと努力するとポジティブに捉えています。


コンプレックスとは?

コンプレックスとは、普段は抑圧されている様々な感情が複雑に絡み合った複合体のことをいいます。

心理学や精神医学に用いられる用語の1つですが、日常会話などでも使われています。

普段は意識していないものの、その人の態度や行動に大きな影響を与えます。

コンプレックスは英語のcomplexが元になっており、complexには「複雑な」とか「入り組んだ」といった意味があります。

コンプレックスにはマザーコンプレックスやエディプスコンプレックス、ロリータコンプレックス等色々な種類がありますが、日本では劣等感が元になっている劣等コンプレックスを指す場合が多いです。


劣等感とコンプレックスの違い

劣等感は自分が他人よりも劣っているという単純な感情ですが、コンプレックスは様々な感情が複雑に絡み合っています。

ただし、日本では単にコンプレックスというと、劣等感が土台となっている劣等コンプレックスのことを指す場合が多いです。

その場合、劣等感とコンプレックスは同じ意味として使われています。

まとめ

劣等感は自分が他人よりも劣っていると感じる単純な感情です。

それに対してコンプレックスは、様々な感情が複雑に絡み合ったものをいいます。

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