「逆転」と「逆点」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「逆転」と「逆点」の違いとは?違い

「逆転」「逆点」はどちらも「ぎゃくてん」と読みますが、どのような違いで使い分けられているのでしょうか。

この記事では、「逆転」「逆点」の違いを分かりやすく説明していきます。

「逆転」とは?

「逆転」とは、「それまでと反対になること」を意味する言葉です。

向きが反対になったり動く方向が正反対に変化したりなど、物事の様子が正反対に変化するさまを表します。

物体の運動や位置、状況や関係性など転換して逆になることを指しますが変化そのものを指す言葉なので優劣や良し悪しなどは無関係です。


「逆点」とは?

「逆点」とは、「スポーツ競技で点差をひっくり返すこと」という意味で使われる言葉です。

野球やサッカーなど点数で勝敗を競うスポーツで使われる言葉で、得点が少なく負けているチームが新たに得点を獲得しリードしているチームの得点を上回る形成変化を表します。

本来は日本語として正しくないのですが慣用的な使い方として受け入れられつつある表現です。


「逆転」と「逆点」の違い

「逆転」「逆点」の違いを、分かりやすく解説します。

「逆転」「逆点」の違いは「逆になるもの」です。

「逆転」は位置や関係、運動など種類を問わず反対になる変化を表すのに対し「逆点」はスポーツの得点をひっくり返すことのみに使います。

本来はスポーツの得点をひっくり返すことも「逆転」が正しいのですが「点差を逆転する」ことから誤表記され、本来は誤りだったものが慣用的な使い方として広まったのが「逆点」です。

「逆点」は一般的レベルで広まっているものの正式な表現ではありません。

辞書には掲載されていませんし新聞でも使われない言葉です。

ビジネス文書など正式な場面で使用するにはふさわしくない言葉なので注意してください。

「逆点」「逆転」と書くのは問題ありませんが「逆転」「逆点」と書くと問題があるのでやめましょう。

まとめ

「逆転」「逆点」は正しい表記と誤用から生まれた表記という関係ですが、現在は別の意味で使われています。

逆になるものの内容に合わせて使い分けましょう。

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