「食あたり」と「食中毒」の違いとは?分かりやすく解釈

「食あたり」と「食中毒」の違いとは?違い

この記事では、「食あたり」「食中毒」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「食あたり」とは?

腐敗した食べ物や、菌を持つ食品を体内へ入れてしまったとき、「食あたり」【しょくあたり】が起きます。

医学では「食中毒」ともいいますが、日常生活で使うのが「食あたり」で、主に下痢や発熱、嘔吐、腹痛を起こし、発症まで早ければ30分ほどでこれらの不快な症状が出るのです。

遅くても6時間後に症状が起きて、治るまで24時間ほどかかります。

症状が起きる原因としては、ウイルス性であったり、化学毒、細菌性であり、発症するまでの潜伏期間は違ってくるわけです。


「食中毒」とは?

食品の中に含まれていた細菌が体内で毒素を出して下痢になったり、嘔吐を引き起こすのが「食中毒」【しょくちゅうどく】の特徴です。

また、毒茸【どくきのこ】と呼ばれる食材や河豚【ふぐ】が持つ猛毒を口にしたとき健康障害を起こし、酷い嘔吐といった症状を起こします。

他にも、砒素【ひそ】という化学物質を食べ物と一緒に体内へ入れてしまったときも「食中毒」が起こるのです。

嘔吐や腹痛を起こすことで体外に菌を出して症状を改善し、あとは自然治癒します。

症状が重い場合は整腸剤や抗生物質を使ったり、点滴で脱水症状を改善するわけです。


「食あたり」と「食中毒」の違い

「食あたり」「食中毒」の違いを、分かりやすく解説します。

医学的には「食あたり」は用語として認められていませんが、「食中毒」は医学用語として使われているという違いがあります。

意味は同じになりますが、医療関係者ではない一般人が使うときは「食あたり」で、薬剤師や医師の間では「食中毒」を使うのが一般的です。

もう一方の「食中毒」は菌を含む食品を体内へ入れてしまったとき、下痢や嘔吐といった症状が起きます。

この菌を体外へ出すため人の体では拒否反応が起きて、腹痛やめまい、発熱といった症状が起きるのです。

主に、腸炎ビブリオや赤痢、サルモネラといったものが「食中毒」の原因として挙げられます。

まとめ

意味に違いはありませんが、使う人に違いがあったり、医療用語としては認められていないといった点が異なりますので、自分なりに異なる点を比べてみるといいでしょう。

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