例えば、ある作品を良いと認めている人たちが限定されたコミュニティや限定されたキャラクターではないことを主張したい場合に使われるのが「限らず」という表現です。
それでは、この「限らず」とはどういう意味でしょうか。
また、「関わらず」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「限らず」と「関わらず」の違いを分かりやすく説明していきます。
「限らず」とは?
「限らず」とは、一般的に言って何かを「限定しない」という意味で使われる言葉です。
「関わらず」とは?
「関わらず」とは、一般的にあ、何かに「関係なく」という意味で使われる言葉です。
「限らず」と「関わらず」の違い
「限らず」と「関わらず」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、前述したように、何かを限定しないという極めて似たようなシチュエーションで使われるものですが、どこが違うのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、集合を限定しないのが「限らず」であり、関係性を限定しないのが「関わらず」ということになります。
この違いは、例えば、音楽作品などが売れているときに、年齢や性別に「限らず」という表現がしっくりくるし、業界の人やそれ以外の人に「関わらず」というのがしっくりくるということになります。
「限らず」の例文
・『この映画は大人に「限らず」全世代に受け入れられる作品です』
・『私に「限らず」多くの人が朝起きると歯を磨きます』
「関わらず」の例文
・『この映画はアート系に「関わらず」多くの仕事をしている人にファンが多い作品です』
・『こちらの好意にも「関わらず」相手には何の感情もなかったようです』
まとめ
この記事では、「限らず」と「関わらず」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、何かの作品を作って世の中に出している場合には、人によりますが、できるだけ多くの人に受け入れてもらいたいと思っている人が多いでしょう。
今回ご紹介した「限らず」や「関わらず」はそれらの限定を無くしてくれる魔法の言葉ということもできるでしょう。