この記事では、「火山岩」と「深成岩」の違いを分かりやすく説明していきます。
「火山岩」とは?
火山岩は、かざんがんと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、地下にあるマグマが地表に噴出して形成される地形といった意味を持つ火山の文字に、大きな石の塊等の意味を有する岩の文字を、付け加える事により誕生した言葉となっています。
以上の事から火山岩は、マグマが地表や地表付近で固結して出来た岩石を示すのです。
「火山岩」の言葉の使い方
火山岩は、マグマが地表及び地表近くで急激に冷やされて生じた火成岩といった意味で用いられる言葉となっています。
急速に冷やされる事で、火山岩は細粒の結晶やガラス質になっているという特徴が見られるのです。
「深成岩」とは?
深成岩は、しんせいがんと読むのが正解な言葉となっています。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、地下の深さに関係する言葉である深成の漢字に、いわという意味の岩の漢字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそ深成岩は、マグマが地下深くでゆっくり冷やされて出来た岩石を表します。
「深成岩」の言葉の使い方
深成岩は、マグマが地下の深い場所でじっくりと冷やされる事で生じた火成岩という意味で使われる言葉です。
等しい大きさの鉱物の粒が集まって生成されるのが、この深成岩と呼ばれる火成岩の特徴となっています。
「火山岩」と「深成岩」の違い
火山岩と深成岩の漢字を見比べれば、直ぐに火山と深成という漢字の違いがある事に気付けるものです。
所がどちらも3文字目の漢字は同じ岩であり、マグマにより生じる岩石を表現する言葉となっています。
とはいえ生成に仕方等に明確な違いがあり、火山岩は、地表や地表近くで急速にマグマが冷やされて生まれる岩石です。
一方の深成岩は、地下深くでマグマがゆっくり冷やされる事で生まれる岩石を示します。
まとめ
2つの言葉は漢字の違いがあるものの、どちらもマグマによって生み出される火成岩を表す言葉です。
ただし火山岩は、地表や地表付近で急激にマグマが冷却される事で生成される岩石に対して用いる言葉となっています。
対する深成岩は、地下深くでマグマがゆっくり冷却される事で生まれる岩石に使われる言葉です。