この記事では、「よく」と「たびたび」の違いを分かりやすく説明していきます。
「よく」とは?
この言葉には6つの意味があります。
1つめは、念を入れて行動するさま、気を配って行動するさまです。
「よく歯を磨く」のような使い方をします。
2つめは、程度がはなはだしい、とてもです。
「兄弟でよく似ている」のような使い方をします。
この例の場合は、似ているという程度がはなはだしいさまを表しています。
3つめは、その条件や状態に適しているさま、うまくです。
「よく描けている」のような使い方をします。
4つめは、難しいことをしたり、望ましい結果を得たりして感心するさまです。
「よくこれだけのことができるね」のような使い方をします。
5つめは、常識を外れた発言や行動を非難するさまです。
「よく顔を出せたものだ」のような使い方をします。
6つめは、同じ事柄が何度も何度もされるさます。
「家によくやってくる」のような使い方をします。
「たびたび」とは?
何度も同じ事柄が繰り返されるさまという意味です。
寝不足のときのことで説明をします。
寝不足がひどいと、日中に眠くなることがあります。
一時的な現象ではなく、1日のうちにその状態が出てくることが何度もあります。
眠気という同じ事柄が何度もあるのです。
このようなさまをいいます。
今度は宿泊施設のことで説明をします。
ある人は、ある地域に旅行に行くことが多いです。
気に入っている旅館があり、この地域に行くとこの旅館を繰り返し利用しています。
これを「たびたび利用する旅館」といいます。
「よく」と「たびたび」の違い
「よく」と「たびたび」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ事柄が何度もあるさまという意味が同じです。
この意味では同じように使われています。
前者にはこれ以外の意味もあります。
まとめ
どちらにも同じ意味があります。
一方には複数の意味があり、この意味はもう一方にない点が異なります。