この記事では、「愚かしい」と「愚か」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「愚かしい」とは?
馬鹿げていることを「愚かしい」【おろかしい】といいます。
使い方としては、「愚かしい最後を遂げた」と言えばいかに自分の死に方が言えないほど恥ずかしいと伝えるわけです。
しっかりした考え方ができず、無知なため「愚かしい紛争」といった使い方すればいかに無駄と感じるものと思う争いを馬鹿にします。
このように、自分が起こした行為がいかに無意味と感じるものか伝えられる言葉です。
「愚か」とは?
相手の話にしっかり耳を傾けて理解する力が無いことを「愚か」【おろか】といいます。
このような人は知能も無く、知識にも欠けているが信用できないところです。
馬鹿にも見える人は阿呆にも見えますし、判断力といったものが通常の人よりも劣ります。
その様はとても間抜けに見えてしまい、周囲は滑稽な様子はとても怠っていると見えてしまうのです。
「愚かしい」と「愚か」の違い
ここでは「愚かしい」と「愚か」の違いを、分かりやすく解説します。
形容詞の「愚かしい」は頭が十分に働かず、鈍くて弱い様を表し、問題にぶち当たっても解消する術を見出せません。
「愚かしい争い」というように、いかに迷惑で馬鹿のような行為であるか伝えます。
もう一方の「愚か」は形容動詞で記憶力も悪く、頭の回転が鈍い人を指すのです。
知能も無く、判断する力が弱いため次に何をどうすればいいかうまく見極められません。
このようなところから、物事を決断した者の考え方が劣っていると思うとき「愚かだ」と否定する気持ちを指すのです。
「愚かしい」の例文
・『彼女は愚かしい問題を起こすほど無知な人ではない』
・『外国の真似ばかりする愚かしい小国ではないと反論した』
「愚か」の例文
・『いくら分別がつく人であっても魔が差して愚かな判断してしまう』
・『理性がある人間でも愚かな行動で人を傷つける場合がある』
まとめ
「愚か」という言葉を使っていますが、「愚かしい」というとまた違った意味が異なってきます。
どのような使い方するかに目を向けて、使いこなしてみるのもいい勉強方法になるでしょう。
