「VP管」と「VU管」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「VP管」と「VU管」の違いとは?違い

この記事では、「VP管」「VU管」の違いを分かりやすく説明していきます。

「VP管」とは?

「VP管」とはポリ塩化ビニル樹脂で作られた肉厚なパイプです。

塩化ビニルは酸性にもアルカリ性にも強く低摩擦で内部に流したものが残留しにくいため、薬品を流すためのパイプ素材として使いやすく、またVP管は肉厚で圧力にも耐性があるので薬液や水の圧送用のパイプとして使われます。

そのため主にVP管が配管されるのは何らかの薬液を使うような工場や、圧送により効率的に給水が必要となる集合住宅などです。


「VU管」とは?

「VU管」とはポリ塩化ビニル樹脂で作られた肉薄なパイプです。

素材はVP管と同じ塩化ビニルで太さの規格も共通していますが、同じ太さのVP管と比べると比べると薄く作られています。

その分耐久性は落ちてしまい素材の特性もありたわみやすいですが、VU管が使われるのは排水口や通気口のような高い耐久性が求められることのない場所なので耐久性が問題になりにくく、肉薄な分軽く安価なメリットの方が大きいです。


「VP管」と「VU管」の違い

「VP管」「VU管」の違いを、分かりやすく解説します。

ポリ塩化ビニルで作られた肉厚なパイプが「VP管」で、ポリ塩化ビニルで作られた肉薄なパイプが「VU管」です。

「VP管」は肉厚な分耐久力が高いので薬液や水の圧送など耐久力が求められる場所で使われます。

それに対して「VU管」は厚みが薄い分耐久力は低いものの軽く安価なので、耐久性の求められない排水用や高所に通す必要のある排気用の配管に使われるものです。

まとめ

「VP管」「VU管」はどちらも硬いポリ塩化ビニルパイプで作られていて、厚さの規格によって名前と用途が変わっていると覚えておきましょう。

「VP管」の方が厚く圧力を掛けて薬液などを圧送するために使われるパイプで、「VU管」は薄く耐久性はそれほど必要ない水や空気の排出用に使われるパイプになります。

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