この記事では、「動かない」と「動けない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「動かない」とは?
自らが移動したくないと思うとき、行動したくない気持ちを込めて使う言葉が「動かない」【うごかない】です。
「一度座ったら動かない」といえば、他の場所に移動するのが面倒なので、ずっとこのまま座っていたい気持ちを伝えます。
また、「彼女が来るまで動かない」といって、愛する人が来るまで絶対に動きたくない考えを示すのです。
「動けない」とは?
体力的に疲れきって、もうそこから動けるほどの力が残っていないという状態で使うのが「動けない」【うごけない】です。
「今日はもう動けない」といえば、筋肉痛で足が痛いので、思うように歩けないと伝えられます。
また、「動けないほど食べてしまった」と言い方すると、かなり多くの量を食べてしまったため思うように動けない状態を表すのです。
「動かない」と「動けない」の違い
ここでは「動かない」と「動けない」の違いを、分かりやすく解説します。
動きたいと思う気分ではないとき、それ以上は絶対に「動かない」と頑なに移動しない気持ちを相手に伝えます。
もう一方の「動けない」は体力的に疲れている状態なので、移動できないと思う状態で使う言葉です。
「絶対に動かない」と体力を使って移動したくないと頑固な気持ちを伝えますが、「もう動けない」は気持ちが萎えて前進する意欲を失っているときに使います。
「動かない」の例文
・『その場から動かない彼女を残して体育館に逃げた』
・『動かない馬を移動させようとしたが、ひどく抵抗された』
「動けない」の例文
・『運動会の後、足の裏が痛くてしばらく動けなかった』
・『店でたらふく食べて歩けないので、タクシーを呼んだ』
まとめ
「動」という漢字を使ってはいますが、「か」と「け」により意味が違ってきます。
どのように使えば自分の気持ちを伝えられるか勉強して、なぜその場所から移動できないか示してみましょう。