この記事では、「金の切れ目が縁の切れ目」と「すげなくは扱えない関係」の違いを分かりやすく説明していきます。
「金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)」とは?
「金の切れ目が縁の切れ目」とは「金銭で成り立っている関係はその金銭がなくなれば終わってしまうこと」という意味を表す言葉です。
「切れ目」には「切れてできた跡」や「続いて並んでいるものの途切れたところ」、「継続して行われている物事の一旦途切れるところ」や「一区切りついたところ」、「物事や関係などの尽きた時」という意味が含まれています。
「金の切れ目が縁の切れ目」の使い方
「金の切れ目が縁の切れ目」はことわざとして使われています。
「すげなくは扱えない関係」とは?
まず、「すげない」は「愛想がない」や「そっけない」、「思いやりがない」という意味を表す言葉であり、漢字では「素気無い」と表記されます。
したがって、「すげなくは扱えない関係」というのは「そっけなく扱えない関係」や「思いやりなく扱えない関係」、転じて、「親しい関係」、「大切な関係」、「粗末な対応ができない関係」というニュアンスを表す言葉であると解釈できるでしょう。
「すげなくは扱えない関係」の使い方
「すげなくは扱えない関係」は「そっけなく扱えない関係」や「親しい関係」などの意味合いで使われています。
「金の切れ目が縁の切れ目」と「すげなくは扱えない関係」の違い
「金の切れ目が縁の切れ目」とは「金銭で成り立っている関係はその金銭がなくなれば終わってしまうこと」を意味します。
一方、「すげなくは扱えない関係」というのは「そっけなく扱えない関係」や「大切な関係」というニュアンスを表します。
したがって、二語は全く異なる意味を表す言葉であると言えるでしょう。
「金の切れ目が縁の切れ目」の例文
・『金の切れ目が縁の切れ目と言わんばかりに関係を切られた』
「すげなくは扱えない関係」の例文
・『彼女には恩があるのですげなくは扱えない関係にある』
まとめ
「金の切れ目が縁の切れ目」とは「金銭で成り立っている関係はその金銭がなくなれば終わってしまうこと」を意味し、「すげなくは扱えない関係」というのは主に「そっけなく扱えない関係」というニュアンスを意味するということでした。