「大変でしたね」と「大変ですね」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「大変でしたね」と「大変ですね」の違いとは?違い

この記事では、「大変でしたね」「大変ですね」の違いを分かりやすく説明していきます。

「大変でしたね」とは?

「大変でしたね」は、過去のことを気遣う時に使用する言葉です。

「大変」には、苦労がなみなみではないことという意味があります。

沢山の苦労をしたのだろうと相手の気持ちを気遣っています。

また、「です」の過去形が「でした」なので、過去に起こったことを表しています。


「大変ですね」とは?

「大変ですね」とは、相手の苦労や心労をねぎらう言葉です。

沢山の苦労をしているのだろうと、相手に対して気遣いを見せています。

また、「です」は日本語の助動詞で、どのような様子かや何であるかを表す言葉です。

「だ」「である」よりも丁寧な表現になっています。

それから「です」は現在の事柄に対して使う言葉なので、「大変ですね」といった場合には相手が今大変な状態にあることを気遣っているのです。


「大変でしたね」と「大変ですね」の違い

「大変でしたね」「大変ですね」も相手に対する気遣いの言葉で、苦労をねぎらっています。

「大変でしたね」は過去形なので、過去に起こったことに対して気遣っています。

それに対して「大変ですね」は、現在起こっている出来事に対して気遣いを見せています。

「大変でしたね」の例文

・『去年の大きな台風の時は停電になってしまって大変でしたね』
・『去年の今頃は脳梗塞で倒れて大変でしたね』
・『運動会の日は朝から大変でしたね』

「大変ですね」の例文

・『小さいお子さんが3人もいると毎日大変ですね』
・『長雨に続く猛暑で農家は大変ですね』
・『新しいプロジェクトはトラブル続きで大変ですね』

まとめ

「大変でしたね」「大変ですね」も相手の苦労をねぎらう言葉ですが、現在起こっていることなのか過去に起こったことなのかによって使い分ける必要があります。

過去に起こったことを気遣う場合には「大変でしたね」を使い、現在起こっていることを気遣う場合には「大変ですね」を使います。

違い
違い比較辞典