この記事では、「注釈」と「注記」の違いを分かりやすく説明していきます。
「注釈」とは?
「注釈(ちゅうしゃく)」とは、文章や語句に解説を付けることや、その解説のことを言います。
「注釈」の「注」は「そそぐ」、「つける」、「記す」などの意味があります。
また、「釈」は「とく」、「文章を解釈する」、「言い訳する」などを表しています。
「注記」とは?
「注記(ちゅうき)」とは、注を書きつけることや、その注をつけたものを意味しています。
「注記」の「注」は、前述のとおりになります。
さらに「記」は、「しるす」、「書き記したもの」、「しるし」などを指しています。
「注釈」と「注記」の違い
「注釈」と「注記」の違いを、分かりやすく解説します。
「注釈」とは、文章や語句に解説を付けることや、その解説のことを表しています。
一方、「注記」は注を書きつけることや、その注をつけたものを言います。
「注釈」は文章や語句の解説のことを意味していますが、「注記」はそれをつけたものを指すので、この点に違いがあります。
「注釈」の例文
・『この記事には専門用語に注釈が多く付けられています』
・『注釈書を読んで、書物の内容を理解する』
・『古典は注釈を見ながらでないと、内容を把握するのは難しい』
・『中には詳細な注釈が付けられた書物もあります』
「注記」の例文
・『この専門書にはいくつかの注記がつけられていました』
・『この記事には注記がなかった』
・『翻訳本は注記があると、内容が理解しやすくなります』
・『注記として、以下のことが述べられていた』
まとめ
「注釈」は漢字の意味で見てみると、「文章の解釈を記す」のような意味合いになります。
また、「注記」は漢字の意味でみると、「書き記したものをつける」と言うような意味合いになります。
「注釈」と似た意味を持つ言葉としては、「解釈」、「注解」、「説明」などが挙げられます。
そして、「注記」と似ている言葉では、「附注」、「付記」、「付注」などがあります。
それぞれの言葉の意味を知り、適切に使っていきたいものです。