役職や地位、身分を離れることを表す言葉には「引退」や「辞める」があります。
この記事では、「引退」と「辞める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「引退」とは?
「引退」とは特定の役職や地位、身分から離れることを表す言葉であり、雇用関係や仕事を「辞める」時にも使われます。
「引退」は雇用関係にある仕事以外にも様々な役職から離れる時にも使うことが可能です。
「引退」は現役から退くことを表す意味もあり、色々な場面で使われています。
スポーツ選手などの「引退」は多くのファンが喜んだり涙するものであり、「引退式」するものも存在します。
「辞める」とは?
「辞める」とは職や地位、仕事から離れることを表す言葉です。
「辞める」の同音異義語には「止める」がありますが、こちらは身体の動作や行動などを停止する時や予定を中止する時に使います。
「辞める」は基本的に仕事や雇用契約などに対して使われる言葉であり、これを表す熟語には「辞職」や「離職」があります。
「辞令」は人事に関する命令や発表を表す書面であり、仕事を「辞める」命令のみを示すものではありません。
「引退」と「辞める」の違い
「引退」は役職や地位から離れることを表す言葉であり、仕事や雇用関係以外にも使うことが可能です。
「辞める」は基本的に職や地位などから離れることのみに使うことが可能です。
「引退」の例文
・『そのメジャーリーガーの引退には誰もが驚きました』
・『日本ダービーを取ったその馬は4歳になって急に引退することが決まりました』
「辞める」の例文
・『ブラック会社を辞める決心がついたので、転職先を本気で探しています』
・『しばらく仕事を辞めることはないだろうと思っていましたが、今年の入院で考えを改めました』
まとめ
「引退」は色々な役職や地位、仕事から離れることを表す時に使う言葉です。
「辞める」は役職や仕事から離れることを表す言葉であり、これ以外の意味ではあまり使いません。