東京でも、住宅地のすぐそばに野菜やお米を作っている畑が田んぼがたくさんあった時代にはそこで使われている農耕機械も身近でした。
今では信じられませんが、テレビゴールデンタイムのCMで「トラクター」のものもありました。
それでは、この「トラクター」とはどういう意味でしょうか。
また、「耕運機」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「トラクター」と「耕運機」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トラクター」とは?
「トラクター」とは、英語の「tructor」をカタカナ表記したもので、もともとは牽引車とか引っ張るものという意味の言葉ですが、日本においては事実上農耕用のユーティリティビークルのことを指す言葉です。
「耕運機」とは?
「耕運機」とは、「こううんき」と読み、一般的には農耕用の小型のエンジン付きの車両で、主に土地耕すために使用する機械をのことを指す言葉です。
本来は「耕耘機」が正しい表記だと思われますが、「耘」という漢字が常用漢字に無かったため、「耕うん機」あるいは同音の「運」を使うようになりました。
「トラクター」と「耕運機」の違い
「トラクター」と「耕運機」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、主に農耕機械として土地を耕したり均したりするために使われるものであることは同じですが、一般的な認識としてカテゴリーが違います。
その違いを簡単に表現するなら、「人が乗って操作するのがトラクターで、歩きながら操作するのが耕運機」ということになります。
ただ、この定義に関してはある程度暗黙の了解という部分もあり、それぞれのメーカーの呼び方として「歩行型トラクター」や「乗用耕運機」なども使用されているので、厳密にはこの分類は正しくないというケースもあります。
まとめ
この記事では、「トラクター」と「耕運機」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、現在ではほぼ同じような定義として存在しているので、あまり違いを気にする必要は無いでしょう。