「授与」と「贈呈」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「授与」と「贈呈」の違いとは?違い

この記事では、「授与」「贈呈」の違いを分かりやすく説明していきます。

「授与」とは?

授与とは、物を授け与えることをいいます。

「授ける」は、目上の者が目下の者に対して特別に与えることを表しています。

勲章や卒業証書、学位などに使われることが多いです。

内定通知書が授与されたりもします。

それから授与は目上の人から目下の人に授けられるものなので、物を与える側と与えられる側には上下関係があります。


「贈呈」とは?

贈呈とは、人に物を贈ることをいいます。

物を差し上げるという意味で、相手に対する敬意が含まれています。

年齢や地位、階級などには関係なく相手を敬っているのです。

また、花束贈呈や記念品贈呈といった言葉がありますが、これは公の場で花束や記念品を贈ることを表しています。

贈呈は形式ばった贈り物の使われる言葉で、もっと気軽な贈り物には進呈を使います。


「授与」と「贈呈」の違い

授与は物を授け与えることで、贈呈は物を差し上げることをいいます。

授与は目上の人から目下の人に授けられるものですが、贈呈は立場に関係なく贈られるものです。

贈る側と贈られる側が同等の立場の場合もありますし、上下関係がある場合もあります。

賞状や勲章、卒業証書などには授与を使用します。

感謝状は感謝の気持ちを伝えるものなので、贈呈を使用するのが一般的です。

「授与」の例文

・『金賞は逃したけれど特別賞が授与された』
・『長年の功績が評価され勲章を授与されることになった』

「贈呈」の例文

・『今月末で退社されるAさんに何か記念品を贈呈したいと思っている』
・『娘の結婚式では花束贈呈の際に思わず涙ぐんでしまった』

まとめ

授与は人に物を授け与えることで、贈呈は人に物を差し上げることをいいます。

授与は目上の人から目下の人に対して物を授けますが、贈呈は立場に関係なく物を贈ることです。

贈呈には相手に対する敬意が含まれています。

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