「地域包括ケア病棟」と「一般病棟」の違いとは?分かりやすく解釈

「地域包括ケア病棟」と「一般病棟」の違いとは?違い

「地域包括ケア病棟」「一般病棟」には、どのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「地域包括ケア病棟」「一般病棟」の違いを分かりやすく説明していきます。

「地域包括ケア病棟」とは?

「地域包括ケア病棟」には、急性期治療を終えた方が入院します。

基本的に急性期治療を終えた患者はその後、自宅療養に移ります。

しかし、患者の中には様々な理由で自宅療養が難しい人もいます。

一人暮らしの人など在宅での支援が必要となる患者が安心し療養することができる場所が「地域包括ケア病棟」になります。

経過観察が必要な人やリハビリが必要な人などが「地域包括ケア病棟」を利用します。

そして、この「地域包括ケア病棟」には様々な基準が設けられており、1日13人の患者に対し看護職員が1名以上。

医療機関に在宅復帰支援担当者の配置なども義務付けられています。


「一般病棟」とは?

「一般病棟」とは、「急性期病棟」を意味します。

病気や怪我をし、それらの治療に専念する病棟が「一般病棟」になります。

内科や消化器外科、外科、整形外科、産婦人科など様々な科が存在し、それぞれの科で適切な治療が行われています。


「地域包括ケア病棟」と「一般病棟」の違い

「地域包括ケア病棟」「一般病棟」には大きな違いがあります。

「地域包括ケア病棟」は、「一般病棟」での治療を終えた人が入院する病棟となり、リハビリや療養の経過を観察する場所になります。

「一般病棟」で必要な治療を終え無事に退院することになった場合、それらすべての患者が、その後、自宅で在宅療養に進むことができるとは限りません。

そのような人を対象にしているのが「地域包括ケア病棟」となり、「一般病棟」では主に病気や怪我に対する治療を行い、「地域包括ケア病棟」では、その後のケアを行うという流れになります。

まとめ

以上のように、「地域包括ケア病棟」「一般病棟」では、治療内容や対象となる患者に大きな違いがあります。

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