この記事では、「区画」と「区域」の違いを分かりやすく説明していきます。
「区画(くかく)」とは?
「区画」とは、「土地などを複数の部分に区切ること」や「区切られた部分の1つ1つ」を意味する言葉です。
「区画」の類義語には「地域(ちいき)」や「境界(きょうかい)」、「地区(ちく)」や「地帯(ちたい)」、「境目(さかいめ)」や「地方(ちほう)」、そして、後述する「区域(くいき)」などがあります。
「区画」が含まれる熟語には「区画整理(くかくせいり)」や「区画道路(くかくどうろ)」、「区画漁業(くかくぎょぎょう)」などがあります。
「区画」の使い方
「区画」は名詞として使われています。
「区域(くいき)」とは?
「区域」とは、「区切られた一定範囲の場所」を意味する言葉です。
「区域」の類義語には、先述した「区画」をはじめ、「地区」や「地域」、「地帯」や「地方」などがあります。
「区域」の使い方
「区域」は名詞として使われています。
「区画」と「区域」の違い
「区画」と「区域」はどちらも主たる意味は「土地を一定範囲に区切った場所」を表す言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「区画」の例文
・『この区画はかつて水害に見舞われたので、そのための防災設備が築かれている』
・『区画整理に伴い、それまで住んでいたマンションを引っ越すことになった』
・『交通の効率化を図って、区画道路の建設が予定されている』
「区域」の例文
・『工事の影響で、この辺りは当面、立入禁止区域となっている』
・『この区域はかつて、地元の豪商によって保有されていた』
・『ニュースで警戒区域からの映像が放送された』
まとめ
「区画」とは、「土地などを複数の部分に区切ること」や「区切られた部分の1つ1つ」を意味する言葉です。
そして、「区域」とは、「区切られた一定範囲の場所」を意味する言葉でした。
近しい意味を含めることから、2語は類義語の関係に当たると言えます。