「常に」と「いつも」は双方とも物事の頻度に関する言葉ですが、それぞれに意味などの違いはあるのでしょうか。
この記事では、「常に」と「いつも」の違いを分かりやすく説明していきます。
「常に」とは?
「常に」は「つねに」と読む言葉で、「どんな時でも」や「いつも」という意味があります。
また、「そのまま」や「変わることがなく」といった意味で使われることもあります。
漢字の「常」には、「いつも」「いつまでも変わらない」「普通」などの意味が含まれています。
「いつも」とは?
「いつも」は「普段」や「通常の場合」という意味を持つ言葉です。
そのほか、副詞的に「どんな場合でも」や「しょっちゅう」の意味で用いられることもあります。
漢字では「何時も」と記しますが、「いつも」と平仮名で表記されることが多い表現です。
「常に」と「いつも」の違い
「常に」と「いつも」の違いを分かりやすく解説します。
「常に」は「どんな時でも」や「そのまま」「変わることなく」などの意味を示します。
一方、「いつも」は「普段」や「常日ごろ」といった意味があるほか、「どんな時も」「しょっちゅう」という意味も持ち合わせています。
「物事の頻度」という意味では「常に」も「いつも」も「頻度がとても高いこと」や「頻繁におこなわれること」を示しますが、「常に」はかしこまった場面で用いるのに対し、「いつも」は日常の様々な場面で使用できます。
「常に」の例文
「常に」は「どんな時でも」や「いつも」「そのまま」「変わることがない」ことを示す際に使う言葉です。
比較的改まった言い方になるため、ビジネスやフォーマルな場面で使用されます。
・『彼は常に上司の機嫌をうかがっている』
・『私は常にコンタクトレンズをつけています』
「いつも」の例文
「いつも」は「普段」や「通常」の意を示す時に使うほか、「どんな時も」「しょっちゅう」を表す時にも使用します。
話し言葉として使われることも多く、日常生活を含む幅広い場面で用いられています。
・『彼女はいつも起き抜けに白湯を飲む』
・『友人はいつも遅刻する』
まとめ
「常に」と「いつも」はいずれも「頻繁におこなわれること」「頻度がとても高いこと」を示しますが、「常に」は改まった場面で使用するケースが多いことを覚えておきましょう。
両者の違いを把握して、TPOに応じて使い分けてください。