「比翼連理」と「偕老同穴」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「比翼連理」と「偕老同穴」の違いとは?違い

この記事では、「比翼連理」「偕老同穴」の違いを分かりやすく解説します。

「比翼連理」とは?

強い愛情で繋がっていると感じられる男性と女性の間柄を「比翼道理」【ひよくどうり】といいます。

はたから見て、問題が起きてもうまく2人で乗り越えたり、助け合って生きるその仲が良い状態は理想的と感じる様を表すのです。

このような状態といえる恋人同士や、夫婦といった関係の人達を羨ましく感じるこの言葉の由来は雄と雌が常に並んで空を飛び、2本の木であっても連なる枝は1本となる連理の枝という意味が関係しています。


「偕老同穴」とは?

夫婦が屋根の下で生活を共にし、最後は同じ穴に入ることを「偕老同穴」【かいろうどうけつ】といいます。

このような意味から、夫婦の絆が強く、問題が起きても簡単には心が離れない信頼ある関係性で繋がっている場面を指す言葉です。

それほど心が通うようお互いに相手を理解する努力したり、仲良く暮らせる工夫を取り入れて生活します。


「比翼連理」と「偕老同穴」の違い

「比翼連理」「偕老同穴」の違いを、分かりやすく解説します。

喧嘩もしない仲良し男女カップルや夫婦は、素晴らしいと感じるほど多くの人を魅了する言葉が「比翼道理」です。

そのような関係性の二人はまさに運命的であり、仲睦まじく生きる男女を指します。

もう一方の「偕老同穴」は、夫婦が仲良く生活し、死後もなお仲良く同じ墓穴の中に眠りたいと思うほど強い信頼性で繋がる様を伝える言葉です。

元々は古書詩という中国の詩からきている言葉であり、ともに年をとっていくという意味がある偕老と、お墓を同じにする意味合いがある「同穴」を掛け合わせています。

「比翼連理」の例文

・『いつまでも彼女と仲良しの弟は比翼道理の関係を保つ』
・『比翼道理な姉夫婦を見た妹も、死ぬまで結婚生活を貫いた』

「偕老同穴」の例文

・『70歳を過ぎて出会い、結婚した老夫婦は偕老同穴を結んだ』
・『婚約者と式を挙げる前に、夫婦は偕老同穴の契りを交わした』

まとめ

とても似ている四文字熟語を取り上げましたが、仲良く過ごす男女を指すか、死んだ後もなお仲睦まじく同じ墓穴に入るほど強く結ばれた絆を持つ夫婦を指す言葉か使い分けてみましょう。

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