相手に対して強い憎しみや復讐心を抱くことを表す言葉には「冥府魔道」があります。
この記事では、「冥府」と「魔道」の違いを分かりやすく説明していきます。
「冥府」とは?
「冥府」とは死後に行く世界を示す言葉であり、このような概念は世界中に存在するのが特徴です。
「冥府」はそれぞれの国や地方によって内容や名前が違いますが、死後に生命が行く場所という点が共通しています。
日本における「冥府」は黄泉や常世などと呼ばれており、これにまつわる神話も多く存在しています。
「冥府」はこれ以外にも地獄や彼岸、ハデス、煉獄、ヘルヘイムなどの名称が有名です。
「魔道」とは?
「魔道」とは仏教用語であり、こちらは悪魔が住む場所を示す言葉です。
「魔道」はこれ以外にも邪道や外道、悪の道を表す時にも使うことが可能です。
「魔道」の同音異義語には「魔導」がありますが、こちらはファンタジーやフィクション作品で魔法と同じような意味で使われる言葉です。
この魔導を使う人は「魔導士」と呼ばれており、ゲームのジョブとしても有名です。
「冥府」と「魔道」の違い
この2つはどちらも異界を示す言葉であり、憎しみや悲しみといった感情が溢れ様々な悪魔や死者が存在します。
この2つを合わせた言葉は「冥府魔道」と呼ばれており、尋常でない憎しみや復讐心を抱くことや、復讐に一生を捧げることを表す時に使います。
「冥府」の例文
・『冥府に存在する死の王は、ひたすら公平に魂を審判するのだ』
・『ゲーム終盤になり、冥府のダンジョンへ行くことになった』
「魔道」の例文
・『魔道は仏教用語であり、中々概念を掴むのが難しい』
・『魔道と魔導はよく間違いやすい言葉なので、しっかり注意しています』
まとめ
「冥府」や「魔道」は異界であり異形の存在が住む場所を表す時に使います。
この2つを合わせた言葉は「冥府魔道」と呼ばれており、激しい憎しみや復讐心や、それに囚われた生き方を表す言葉です。
