「ある程度」と「それなり」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ある程度」と「それなり」の違いとは?違い

この記事のような言葉の説明のための文章の中には、頻繁に使われる表現があります。

その一つが「ある程度」というもので、例えば、「この言葉はある程度のレベルのことに対して使われます」のように記述します。

それでは、この「ある程度」とはどういう意味でしょうか。

また、「それなり」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「ある程度」「それなり」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ある程度」とは?

「ある程度」とは、文字通り、「ある水準」あるいは「あるレベル」ということを表す言葉です。

この中の「ある」という言葉には「普通の」というニュアンスがあるので、「普通のレベル」ということもできます。


「それなり」とは?

「それなり」とは、文字通り、「一般的なレベル」あるいは「それ相応」ということを表す言葉です。

この中の「それ」とは「やってきたこと」というニュアンスがあるので、「まあ、やってきたこと以上ではない」という意味になります。


「ある程度」と「それなり」の違い

「ある程度」「それなり」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、一定のレベルのことを表すという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、レベルの高さとして平均の下くらいなのが「それなり」であり、平均の上くらいなのが「ある程度」ということになります。

ただ、このレベルというのは使う人の感覚や前後の文章によっても解釈が変わるので、絶対ではありません。

場合によっては「それなり」の方が上のレベルのこともあり得ます。

ただ、両方に関してあまりないのが80%以上のレベルというものでしょう。

「ある程度」の例文

・『このゲームはある程度なまでは簡単ですが、そこからが大変です』
・『ある程度の学力ではあの大学には入れません』

「それなり」の例文

・『あの人の俳句は素晴らしいとは言えませんがそれなりです』
・『それなりの学力ではあの大学の滑り止めも危ないでしょう』

まとめ

この記事では、「ある程度」「それなり」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

違い
違い比較辞典