「あれこれ」と「かれこれ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「あれこれ」と「かれこれ」の違いとは?違い

世の中には忙しいことがえらいと思っている人も多く、そんな人たちにとっては「あれこれ」やることがあるということこそがステータスになっているのでしょう。

何かにつけてそのことを主張するというのはよくある話です。

それでは、この「あれこれ」とはどういう意味でしょうか。

また、「かれこれ」とは、どう違うのでしょうか。

この記事では、「あれこれ」「かれこれ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あれこれ」とは?

「あれこれ」とは、文字どおり、「あれやこれや」という意味で使われる言葉です。

この時の「あれ」「これ」ですが、遠くのものから近くのものまでという意味で、「いろいろなもの」あるいは「いろいろな種類のもの」というニュアンスになります。


「かれこれ」とは?

「かれこれ」とは、文字通り、「彼、此れ」という意味で使われる言葉で、一般的には「おおよそ」というニュアンスを持つことが多い言葉です。

もともとは前述の言葉「あれこれ」と同じであったという説もありますが、現時点では、かなり違う意味で使われています。

時間に関して使われることが多い言葉です。

詳しい違いに関しては次の項で説明します。


「あれこれ」と「かれこれ」の違い

「あれこれ」「かれこれ」の違いを、分かりやすく解説します。

この2つは、もともとは「あれやこれや」であり「特定できない」という意味で使われる言葉であるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。

この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「あれこれ」は、いろいろなものという意味で、「かれこれ」は漠然としてたも時間を表すということになります。

つまり、「あれこれ」の場合には「特定はしないが複数のもの」であり、「かれこれ」は、「特定できないが、ある程度のもの」と説明することもできます。

「あれこれ」の例文

・『あれこれやることがあるので忙しいです』
・『あれこれと世話を焼いているので、けむたがられています』

「かれこれ」の例文

・『かれこれ1時間はここにいるでしょうか』
・『かれこれ3年経ちますが、まだ何も習得していません』

まとめ

この記事では、「あれこれ」「かれこれ」の違いを、解説してきました。

序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。

この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。

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