「長引く」と「慢性化する」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「長引く」と「慢性化する」の違いとは?違い

この記事では、「長引く」「慢性化する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「長引く」とは?

思うように病気が治らないとき、病院生活が長くなることを「長引く」【ながびく】といいます。

数日どころではなく、何ヶ月も治療にかかることになったとき、「病院生活も長引く」とがっかりする気持ちを表すのです。

また、経済が低迷した状態が今後も続きそうであったり、問題が起きたき、解決するまでに時間がかかると思われる状態であれば「事態は長引く」といった言い方をします。


「慢性化する」とは?

同じ状態が何ヶ月も続くことを「慢性化する」【まんせいかする】といいます。

長期化するという意味でも使われている言葉であり、事態はマンネリ化するように長期化する状態を伝えために使う言葉です。

怪我の場合はじんじんとした鈍い痛みがずっと続く状態が癖になるほど簡単には治り難くなる状態を表し、薬も効き目が薄れてしまいます。

また慢性的な痛みはぶり返しやすいのが困るところです。


「長引く」と「慢性化する」の違い

ここでは「長引く」「慢性化する」の違いを、分かりやすく解説します。

建築現場での工事があと数ヶ月もかかりそうなとき「長引く」といいます。

簡単にはいかない作業であったり、治りそうにない病気であるとき、「治療が長引く」というわけです。

それほど状態はよくないというときに使います。

もう一方の「慢性化する」は動きが鈍い状態が長く続きなかなか治りません。

それほど同じ状態が長期的に続いて困る様子を表します。

「長引く」の例文

・『長引く物価高は消費者に重い負担がかかる』
・『現場作業が長引くので、新たに従業員を増やした』

「慢性化する」の例文

・『手術しても癌の後遺症は残り、腹の痛みが慢性化する』
・『慢性化の状態が続き、治す気力がなくなる』

まとめ

悪い状態が長く続くという意味で使われている言葉を2つご紹介しました。

どのように使うか学んでは使い方を工夫して、うまく使ってみましょう。

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